「みんなの声が大きな力に」 荻野目さんが出張授業 福岡

和白中学校では2021年度、1年生(当時)が「総合的な学習の時間」で国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」について学習。授業の前半ではSDGsをもとにした標語や、食料廃棄・ロスの現状をイラストを交えて発表しました。
授業の後半に登壇した荻野目さんは、生徒からの質問一つ一つに熱心に耳を傾け、これまでの体験を交えつつ児童労働の現状を紹介。すぐにできる取り組みとして、バナナやチョコレートなどを買う時は原産地のことや子どもたちが苦しい思いをして採ってきたものかもしれないと気に留めることができると伝え、「大人にも子どもにも権利がある」「一人では難しいこともみんなの声を集めるとすごく大きな力になる」と呼びかけました。
続いて荻野目さんが児童労働のない世界への願いを込めて作詞・作曲した「宝石 ~愛のうた」を披露すると、参加者から大きな拍手が沸きました。荻野目さんに質問した生徒は「私たちが楽しく過ごしている間にも世界では働いている子どもたちがいることにびっくりした。弟がもう少し大きくなったら今日学んだことをぜひ教えたいです」と話していました。

