児童労働反対音楽イニシアチブ

「一人一人の命は宝」 荻野目さん、曲に込めた思い語る

ニュース記事 | 2022/05/26
児童労働のない世界を願い、歌手の荻野目洋子さんが作詞作曲した「宝石 ~愛のうた」ミュージックビデオのメイキング映像を公開しました。


「物心がつかないうちから働く子どもたちがいる。危険な農薬を扱って身体に支障が出たり、学校に行けなかったりする」。自分の声を通してそんな世界の現状を訴えたいと話す荻野目さんは、ILOの「児童労働反対音楽イニシアチブ」の参加アーティストの1人として、2021年12月から楽曲の制作・提供、SNSキャンペーンへの参加を通じた啓発活動を行っています。

ILO職員だった父親の影響で労働に関する世界の課題に関心を持ちながら育ったという荻野目さんは、「日本に生まれ、暮らしていると学校に行くことが当たり前のようだと感じる。学校に通えない(子どもたちの)環境に皆さんがもっと興味を持ってくれたら」と話し、「どの国に生まれても、どんな環境に住んでいても人間一人一人の大切な命は宝」と曲のタイトルに込めた思いを語りました。

6月12日の児童労働反対世界デーに合わせ、6月初旬には本編のミュージックビデオの公開を予定しています。