パートナーシップ:ドイツ

ILOの児童労働との闘いにドイツが支援増

記者発表 | 2014/12/03

 2012年現在、世界全体で1億6,800万人の児童労働者(5~17歳)が存在すると推定されます。データ不足のために東欧・中央アジアの現状は把握できていませんが、タジキスタン、キルギスタン、カザフスタンといった中央アジアの国々では数十万人の子どもが児童労働に従事していると見られます。この地域ではILOの児童労働撤廃国際計画(IPEC)の支援を受けて、児童労働に従事している子どもやその危険がある子どもの就学や職業訓練の受講を推進しています。

 ドイツは12月3日、中央アジアの最貧困地域における児童労働撲滅に向けたILOの活動に対して新たに80万ユーロ(約1億1,800万円)を拠出しました。IPECに対するドイツの2010年以降の任意拠出金額はこれで計480万ドル(約5億7,000万円)に達しました。これによって既に展開されているキルギスタン及びタジキスタンにおける活動が継続されるだけでなく、新たにアルメニア、アゼルバイジャン、グルジアで活動が開始されます。

 継続される活動には次のようなものがあります。

  • 現に働いている子どもや児童労働に陥る危険がある子どもに児童労働モニタリング・システム(CLMS)などを通じてサービスを提供すること
  • 児童労働を国の政策の主流に引き上げること
  • 最悪の形態の児童労働に関する知識の増進
  • 政府職員、労使団体、非政府組織(NGO)の取り組み能力の向上

 活動の重点は、プロジェクトが既に実施されているキルギスタンとタジキスタンの児童労働国家行動計画の強化及び児童労働問題に関する中央アジア地域協力ネットワークの実施に置かれます。両国における活動を拡充した後、基礎的社会的サービスに主導された児童労働モニタリング計画を通じた児童労働と社会的保護のつながりの強化と知識基盤の拡充に努め、残り3カ国を含む地域全体の当初ニーズに取り組む予定です。総合的な訓練パッケージの一部として、労使団体に対しても児童労働撲滅を手助けする上でのそれぞれの役割に関する研修が提供されます。

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 以上はパートナーシップ・現地支援局によるジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。

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