ウェビナー:グローバル・サプライチェーンにおける責任ある労働慣行の実践と持続可能性向上 ~タイにおける日本の自動車部品企業の事例~

「アジアにおける責任あるサプライチェーン」プロジェクトは、欧州連合(EU)が主に資金拠出し、EU、国際労働機関(ILO)、経済開発協力機構(OECD)が共同で実施しています。日本、中国、ミャンマー、フィリピン、タイ、ベトナムの6か国で、持続可能で包摂的な成長の促進を目指し、ILOの多国籍企業及び社会政策に関する原則の三者宣言(多国籍企業宣言)やOECD多国籍企業指針等の国際的な文書に沿った企業の方針策定や業務遂行を後押ししています。

本プロジェクトは、ILO多国籍企業宣言の理念を実践して、多国籍企業がサプライチェーン上で影響力を行使し、社会的責任ある労働慣行を促すことを奨励しており、日本自動車部品工業会(JAPIA)、ジェトロ・アジア経済研究所(IDE-JETRO)と連携し、日本の自動車部品企業様の全面的協力の下、日タイ両国でヒアリングを実施し、CSRに関する全社方針や取り組み、現場での好事例を収集しました。

サプライチェーン上での責任ある企業行動に関する国際的期待は高まっています。日本でも、2020年10月に発表された「ビジネスと人権」に関する行動計画(NAP)では、国内外における責任ある企業行動の促進により国際社会全体の人権の保護・促進に貢献することが目的とされ、好事例の普及はそのカギといえます。また、COVID-19が及ぼすサプライチェーンの労働面への影響も無視できない課題といえるでしょう。

本セミナーでは、調査結果を発表し、タイを中心としたアジアのサプライチェーンにおける日本の自動車部品業界の役割を中心に、COVID-19がサプライチェーンに及ぼす影響、NAPの実践・推進のための方策を議論します。ステークホルダーが一堂に会した対話を通じて、経験を共有し、CSRに関する国際的な基準の遵守を促進していけるような方法を見出すことを目指しています。
日本および海外でサステナビリティ、CSR、リスク管理、コンプライアンス、調達、人事労務管理、広報、法務などの業務に携わる企業の皆様、労働組合、政府関係者、市民社会団体、研究者、この分野にご関心をお持ちの多くの皆様のご参加を歓迎いたします。ご登録をお待ちしております。
  • 日時:2021年2月4日(木)13:00-15:30(日本時間)
  • 形式:オンラインセミナー(Zoom)
  • 言語:日英同時通訳
  • 申込:ご参加登録:こちら からご登録ください。
  • 主催:ジェトロ・アジア経済研究所(IDE-JETRO)、 ILO駐日事務所
  • 協力:日本自動車部品工業会(JAPIA)
※定員に達しましたら、恐れ入りますが募集を締め切らせて頂きます。お早目にお申込みください。
※お問い合わせ先:ILO駐日事務所(担当:篠原)shinohara@ilo.org

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