第30回国際労働問題シンポジウム「仕事の未来とグリーン・ジョブ」(10月17日開催)
第30回 国際労働問題シンポジウム
仕事の未来とグリーン・ジョブ
共催 法政大学大原社会問題研究所/ILO駐日事務所
後援 日本ILO協議会
【こちらのシンポジウムは終了いたしました。】
ILOは、創立100周年(2019年)に向け、未曾有の変革を遂げようとしている仕事の世界において社会正義を推進する任務を果たし続けるために何をすべきか、政策論議を行っています。国際労働問題シンポジウムは、毎年のILO総会の議題の中から、日本との関係で特に重要な議題をテーマとして取り上げてきました。今年はガイ・ライダー事務局長が、総会に提出した「気候変動と仕事:グリーン・イニシアチブ」と題する報告書を取り上げます。グリーン・イニシアチブは、ILOの100周年記念イニシアチブのひとつですが、仕事の未来に関する議論の中で最も重要な点のひとつに、「仕事の世界をグリーン化する必要性」が挙げられます。
すべての人々にディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の機会をもたらし、地球環境に配慮した持続可能な社会及び経済への公正な移行に、ILO及び日本はどのように貢献できるのでしょうか。第1部では、ILOのグリーン・ジョブ促進の具体的活動を紹介し、政労使からそれぞれのグリーン・ジョブに関連する取組みについてお話をいただきます。第2部では、環境問題にかかわる専門家にご講演いただき、環境分野の雇用創出や労働問題について問題提起をいただきました。
- 日時 2017年10月17日 (火) 14時~17時20分
- 会場 法政大学市ヶ谷キャンパス
(千代田区富士見2-17-1)
プログラム
第1部 (14時~15時40分)
2017年ILO総会と気候変動/グリーン・ジョブに対する取組みの紹介
ILOの取組み… ILO南太平洋島しょ国国別事務所 (在フィジー)
佐々木 聡 (ビデオ講演)
政府の取組み… 厚生労働省 大臣官房国際課 吉村 紀一郎
労働者側の取組み… 連合 社会政策局長 小熊 栄
使用者側の取組み… 経団連 労働法制本部 上席主幹 森田 清隆
第2部 (15時55分~17時20分)
仕事の未来とグリーン・ジョブに関連する講演およびディスカッション
「地域再生のためのグリーンジョブ ― コミュニティパワーの実践から考える」
… 法政大学人間環境学部教授 西城戸 誠
「環境規制と地球環境問題について ― 技術開発や公害対策史の視点から」
… 千葉商科大学人間社会学部教授 伊藤 康
(司会: 法政大学大原社会問題研究所準教授 清水善仁)