ラテンアメリカ・カリブ地域の児童労働に関する5つの事実


児童労働は、ほとんどすべての大陸に存在しています。ラテンアメリカ・カリブ地域では、1,050万人の子どもたちが児童労働に従事しています。

ここでは、ラテンアメリカ・カリブ地域の児童労働に関する5つの事実をご紹介します。

1. ラテンアメリカ・カリブ地域では、1,050万人の子どもたちが児童労働に従事しています。

5歳から17歳の子どもの7.3%が現在働いています。働いている子どもは、学校を休んだり、疲れから成績に支障をきたすため、学校で落第する可能性が高くなります。

2. 児童労働に従事している子どもの10人に9人は非公式(インフォーマル)セクターで働いています。

子どもたちは無給の家事労働に従事していることが多く、12歳から17歳までの青少年の3分の2は、危険有害な仕事に従事しています。

3. 農村部の子どもたち、特に女の子は、5歳から7歳で働き始めます。

児童労働力の約52%が農業部門に集中しています。屋外での厳しい自然や、化学物質にさらされるため、最も危険で困難な環境のひとつといえます。

4. 女子の児童労働の減少率は、男子の減少率の半分ほどになっています。

子どもによる家事労働者の67%は女子であり、その多くは危険有害な労働条件で働いています。

5. 危険有害な児童労働が根本的に減少したのは、ラテンアメリカとカリブ海地域でした。

危険有害な労働に関するILOの報告書によると、同地域で危険有害な労働に従事する子どもの数は、2012年から2016年の間に35%減少しました。

この地域における児童労働、特に最も危険有害な形態の児童労働の減少は、児童労働の撤廃に向けた進展を示すものであるため、素晴らしいニュースといえます。

これからも継続させていきましょう。児童労働撤廃国際年である今年、あなたは子どもたちのために変化を起こすことができます。児童労働をなくすために、今すぐ行動を起こしましょう。

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